6月27日、本学は英国王立音楽院のジョナサン?フリーマン=アトウッド学長へ名誉客員教授の称号を授与しました。
本学と英国王立音楽院は、1998年以来20年にわたり交友関係にあります。2015年に共同事業を拡充する交流協定を締結してからは、同院から年間2~3名の卓越教授を迎えて教育研究活動を実施しているほか、本学邦楽科教員の訪英、同院作曲科教授?学生の来日、2017 年度には音楽学部附属音楽高校が音楽院にて演奏会を開催、さらに2018年度には学生オーケストラの交流演奏会の実現など、交流は一層活発になっています。
これらの実績に大きく寄与したものとして、アトウッド学長への名誉客員教授の称号の授与が決定しました。
授与式には、アトウッド学長、二コラ?マトン氏(Director of Artistic Planning)、フランチェスカ?ジョンソン氏(Concert & Orchestra Manager)が、本学からは澤和樹学長、迫昭嘉音楽学部長、堀雅博特任准教授、横田揺子特任准教授が出席し、澤学長からアトウッド学長へ証書が授与されました。その後、授与式に続いて行われた懇談では、和やかな雰囲気の中、近況や今後の交流について語り合われました。
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授与式の様子
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授与式後の懇談の様子
また、懇談後には今年同院へ留学する予定の今関汐里さん(大学院音楽研究科博士後期課程音楽専攻1年)が澤学長からアトウッド学長に紹介されました。音楽学を専攻する今関さんがイギリスにおける著名な音楽学者についてアトウッド学長に質問すると、アトウッド学長は何名かの代表的な音楽学者について丁寧に説明するなど、本学学生との交流を深めました。
アトウッド学長(左)と今関さん(右)
今回の名誉客員教授の称号授与を通じ、本学と同院の協力関係をより強化することを確認した一行は、同日、本学奏楽堂にて開催された「英国王立音楽院&東京藝術大学 交流演奏会」へ向かわれました。
(後列左から)堀特任准教授、マトン氏、ジョンソン氏、横田特任准教授
(前列左から)迫音楽学部長、アトウッド学長、澤学長